Amazonで2月に予約してあったSOTO レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330が届いたので、手元にあるST-310と実際に比較してみました。
比較してわかったST-330の改造が必要と思ったところや、重さやサイズの違い、疑問に思ったことなどをまとめてみました。
ST-330とST-310のサイズ比較
重さ
実際にST-330とST-310の重さや大きさを写真で確認しながら比べてみました。
ST-330の製品仕様では重量が250gなっているので、ほぼ同じですね。ゴトクの付け根部分にはアルミ素材が使われているので、ST-310と比べてかなり軽量化されています。
![SOTO ST-310の製品重量](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/st310-1.jpg)
ST-310の製品仕様では重量が350gなっていますが、点火アシストレバーと耐熱シリコンチューブがつけてあるので、その分だけ重くなっています。
大きさ(高さ)
SOTO フュージョン ST-330とST-310の収納時(折りたたみ)の大きさ比較
![SOTO フュージョン ST-330とST-310の収納時の比較](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/st330-st310-3.jpg)
両製品とも高さの違いはあるけど、どちらも五徳を折りたたんでコンパクトにまとめることができます。
![フュージョンST-330とST-310のサイズ(高さ)比較](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/st330-st310-4.jpg)
ちょっとわかりにくいですが、五徳の高さはST-330が90mm、ST-310は110mmになります。ST-310はヤケド対策用にシリコンチューブが装着してあるので若干110mmより高くなっています。
ゴトク径
ST-330のゴトク径は165mm、ST-310は130mmです。
![ST-330とST-310のゴトク径](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/st330-st310-6.jpg)
ST-310と比べてST-330のゴトク(脚)部分のあそびはかなり大きいです。
![フュージョンST-330のゴトク(脚)部分のあそび](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/fusion-st330-9.gif)
あそびが大きいので安定性など少し気になったけど、ゴトクを手で上から押さえてみたり、8インチのスキレットを置いても安定が悪いとは感じませんでした。
![フュージョンST-330と8インチスキレット](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/fusion-st330-13.jpg)
設置するテーブルなどによっては脚が滑りやすくなるので、気になる方は火傷対策も兼ねて耐熱シリコンチューブを装着すると、脚も滑りにくくなるので試してみてください。
バーナーヘッド
バーナーヘッドの径は両方とも約61mmですが、ST-330はすり鉢状のバーナーヘッドで風防の役目も果たしています。
![ST-330とST-310のバーナーヘッド](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/st330-st310-7.jpg)
下の画像では奥のST-310と違って、ST-330はすり鉢状のバーナーヘッドになっている様子がよくわかると思います。
![ST-330とST-310のバーナーヘッドの違い](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/st330-st310-2.jpg)
フュージョンST-330も改造は必要?
そこで必要そうな改造について順番にチェックしてみました。
![SOTO マイクロレギュレーターストーブ ST-310 カスタマイズ](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/03/st-310-custom-01-320x180.jpg)
風防
その理由は、ST-330はストームブレイカーSOD-372と同じ、約300個の火口とすり鉢状のバーナーヘッドを採用してるので、ST-310と違って風に強い構造になっているのです。
![ST-330の火口とすり鉢状のバーナーヘッド](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/fusion-st330-3.jpg)
遮熱板
ST-330の燃料はST-310と同じCB缶を使うけど、分離型なのでST-310のようにCB缶に対しては輻射熱の影響をそこまで心配しなくてもよくなりましたが…
説明書にも過熱を防ぐためにバーナーとCB缶を15cm離してくださいって書いてある。
分離式とはいえバーナーとCB缶を近づけて使用したら、輻射熱の影響を受けちゃうから注意しないといけません。
![ST-330みたいに分離型にしたST-310](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/03/ST-310-01-320x180.jpg)
15cm離すとなるとソロテーブルで人気のSOTOフィールドホッパーST-630使用時のサイズ(幅297mm×奥行210mm×高さ78mm)では設置はむつかしそうです。
点火スイッチ
ST-330はボンベホルダー部分に器具栓つまみと一緒に点火スイッチがついているので、鍋をのせたままでの点火や火力調整が簡単にできるようになっています。
![ST-330の点火スイッチと器具栓つまみ](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/fusion-st330-4.jpg)
なのでST-310のようにアシストレバーを取り付けるような改造も必要ありません。
シリコンチューブ
ST-330のゴトク部分はST-310と構造が同じなので、安全のため不注意による火傷を防ぐためにも耐熱シリコンチューブを装着するなどの対策をオススメします。
耐熱シリコンチューブの装着は火傷の他にもスベリ止めやガタツキ防止にも効果あり!
ST-330は分離型のためCB缶などの爆発の危険はST-310に比べれば少ないけど、遮熱板が無く輻射熱の影響も大きくなるので脚の部分はかなりの高温になります。
![ST-330に耐熱シリコンチューブを装着する](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/fusion-st330-12.jpg)
ST-330の五徳の太さは約4mmでST-310と同じ太さなので、ST-310と同じ耐熱のシリコンチューブを装着しました。
シリコンチューブの長さは80mmでカットして、高さは輻射熱の影響も考えて45mmに合わせたので、使いながら様子を見ようと思います。
設置場所には注意が必要!
ST-310と比べてST-330は五徳から接地面までの間隔が20mm短いので、設置するテーブルが木材などの燃えやすい材質では、輻射熱の影響で焦げたりする可能性が大きくなるので注意してください。
![ユニフレームの焚き火テーブルをカスタムしてみた。](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2020/02/takibi-table-01-320x180.jpg)
ST-330で溶岩プレートは使っちゃダメだよ!
レギュレーターストーブ専用の溶岩石プレートとしてST-3102が販売されてるけど、これはST-310専用で遮熱板をセットして使用するように設計されているので、間違わないようにしてください。
溶岩石プレートの他にもダッチオーブンの空焚きや、その他の禁止事項が取説の特に注意していただきたいことに書いてあるので、取扱説明書は使用する前に必ず読みましょう!
ST-330の収納ケース
![ST-330の収納ケースにピッタリのセリアのパックケースM](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/fusion-st330-14.jpg)
![フュージョンST-330の収納ケースには、セリアのパックケースMがシンデレラフィット!](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/seria-case-m.jpg)
まとめ
フュージョンST-330とST-310を比較して感じたことは、ST-330は分離型で軽量化のためゴトクの付け根部分などにアルミ素材が使用されスッキリとしています。
![ST-330のゴトク付け根部分](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/fusion-st330-6.jpg)
![ST-330とST-310のゴトクの付け根部分](https://campmemo.com/wp-content/uploads/2019/04/fusion-st330-17-1.jpg)
逆にST-310は分離型じゃないので五徳の付け根周りに、点火スイッチや器具栓つまみが取り付けられているので、メカっぽくてゴトクのあそびなども少なくカッチリとしています。
コンパクトに収納でき、持ち運びやすさなどを考えるとST-330がオススメだけど…
どちらもマイクロレギュレーターが搭載されて燃料はCB缶が使えるので、価格や使用環境に合わせて選んでみるのも良いと思います。