そこで今回はロゴスの保冷剤、氷点下パックシリーズの倍速凍結とGT-16℃を家庭用の冷凍庫を使って48時間でどこまで凍るか確かめてみました。
氷点下パックシリーズの保冷剤をお使いの方や購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
ロゴスの倍速凍結とGT-16℃を凍らせてみた!
保冷剤のサイズが小さいこともあるかもしれないけど、使用するときに凍ってなかったことがなく、完全凍結するまでの冷凍時間も気にしたことがありませんでした。
そこで氷点下パックの中では一番大きなサイズの倍速凍結XLと、GT-16℃ハード1200gを新たに購入して凍らせてみることにしました。
ストック用に使ってる冷凍庫なので測定以外は冷凍庫の開閉はしない状態で、12時間ごとに温度センサーでの庫内温度、倍速凍結とGT-16℃の表面の状態を目視で確認しました。
冷凍庫の温度設定は強を選択してあります。
8月14日午前8時、冷凍庫に倍速凍結とGT-16℃を入れる前の庫内温度-19.6℃
左が倍速凍結XL、右がGT-16℃ハード1200gを冷凍庫にセット、故障などの予備用に温度センサーを一つ追加して、測定スタート
温度センサーの位置は倍速凍結とGT-16℃の間と左端にセットしました。
倍速凍結とGT-16℃をセットした直後の冷凍庫内温度表示が16.8℃と14.6℃になっていますが、これは常温の保冷剤をセットしたことや、温度センサーの追加など冷凍庫を開けている時間が長かったため庫内温度が上がっています。
スタートから約1時間後の冷凍庫内温度は0.6℃と-6.5℃を表示、0.6℃の温度計は倍速凍結とGT-16℃の間にセンサーを設置したので保冷剤の温度の影響が出ていると思います。
スタートから約3時間後の冷凍庫内温度は-12.3℃と-14.1℃を表示、順調に温度が下がっています。
冷凍開始から12時間後
8月14日午後8時、冷凍開始から12時間後の庫内温度は-16.3℃と-18.5℃
冷凍開始から12時間後の氷点下パックの様子、白っぽい部分が増えて少しずつ凍ってきたのがわかります。
冷凍開始から24時間後
温度センサーのコード部分の隙間から外気侵入して結露しているのがわかります。冷蔵庫の部屋は普段はクーラーをつけていないので、測定期間中も室温は30度以上になります。
今回のように温度センサーを使って冷凍庫内の温度を確かめる時は、外気侵入量が増えると冷却効率が悪くなるので注意が必要です。
冷凍開始から36時間後
8月15日午後8時、冷凍開始から36時間後の庫内温度は、-21.4℃と-18.2℃
冷凍開始から36時間後のGT-16℃ハード1200gは12時間前と比べて凍っていない部分が、かなり少なくなってきました。
冷凍開始から48時間後
8月16日午前8時、冷凍開始から48時間後の庫内温度は、-20.0℃と-19.4℃
冷凍開始から48時間後の氷点下パック表面の様子、昨夜は凍ってない部分が残ってたけどGT-16℃も全体が白っぽく凍ってるのが確認できます。
ここでもう一度ひっくり返して表面を確認!倍速凍結とGT-16℃とも全体に白っぽく凍っています。
冷凍開始から48時間後の倍速凍結XL
冷凍開始から48時間後のGT-16℃ハード1200g、こちらも氷結体になるまでの目安36~48時間で全体に白っぽく凍った状態になりました。
これもあくまで目安になるけど、赤外線放射温度計で倍速凍結とGT-16℃の表面温度を確認してみました。
倍速凍結の表面温度は-15.5℃を表示しました。
GT-16℃の表面温度は-17.9℃を表示、測定箇所による違いかもしれませんが倍速凍結より2.4℃低いです。
倍速凍結の表面温度は-23.2℃を表示、冷凍開始から48時間後の表面温度より7.7℃も下がってる
GT-16℃の表面温度は-24.6℃を表示、冷凍開始から48時間後の表面温度より6.7℃下がって倍速凍結より1.4℃低いです。
測定終了から3日間は表面温度を測っていないので、温度変化はわからないけどこの温度を見ると、測定終了後も少しずつ凍って完全氷結したってことだと思います。
氷点下パックが凍らないときはココを確認!
とくに氷点下パックのようなマイナスの温度帯を維持できる保冷剤の凍結については、冷凍庫を使用する環境によっては完全に凍らなかったり、凍るまでにかなり時間がかかってしまうことがあります。
この様なことが起こらないよう、少しでも早く保冷剤を凍らせるためのポイントや注意点をまとめてみました。
冷凍庫の温度は-20度以下になっているか?
氷点下パックの取扱説明書にも冷凍庫内が-20℃以下にならない場合は、凍結しないことがありますのでご注意くださいと記載されています。
取扱説明書でもわからない場合には各メーカーへ問い合せすることをオススメします。
冷凍庫の扉や引き出しを頻繁に開け閉めしていないか?
頻繁な扉や引き出しの開閉などで冷凍庫内の温度が上がった状態が続くと、氷点下パックに限らず保冷剤は完全に凍るまでに時間がかかってしまいます。
保冷剤を他の物と重ねて冷凍庫に入れていないか?
意外だったのが、氷点下パック同士を重ねて冷凍しても凍らないってことがあるってこと!取扱説明書にも絶対に重ねないでくださいって記載されてる。
ロゴス氷点下パックのサイズと価格
氷点下パック | 重量 | サイズ | 価格(税別) |
---|---|---|---|
倍速凍結 M | (約)600g | (約)19.6×13.8×2.6cm | ¥980 |
倍速凍結 L | (約)900g | (約)25.5×16.4×2.5cm | ¥1,180 |
倍速凍結 XL | (約)1.2kg | (約)25.5×19.5×3.5cm | ¥1,380 |
GT-16℃・ハード600g | (約)600g | (約)19.5×13.7×2.8cm | ¥880 |
GT-16℃・ハード900g | (約)900g | (約)25.5×16.4×2.5cm | ¥980 |
GT-16℃・ハード1200g | (約)1.2kg | (約)25.5×19.5×3.5cm | ¥1,080 |
まとめ
ロゴスの氷点下パックを氷結目安の時間内に完全に凍らせるには、事前に冷凍庫の取扱説明書で設定温度の確認をしておくことが重要です。
冷凍する前には冷凍庫内の物を少なくして氷点下パックと他の物が重ならないように、冷凍中は開閉もなるべく少なくするようにしてください。