SOTOのレギュレーターストーブ ST-310は、見た目もカッコよく収納もとてもコンパクトにできるし
マイクロレギュレターが搭載されてるから、ドロップダウンによる火力低下がないので連続した調理にも強くて
多くのキャンパーやハイカーなどにとても人気があるシングルバーナーなんです。
それじゃ改造前に4つの弱点からチェックしていきましょう!
ST-310を改造する前に4つの弱点をチェック!
ST-310を快適に使うためには4つの弱点を解消する必要があるんだけど、その4つの弱点とは何かをここでは順番に説明していきます。
【弱点1】遮熱板が小っちゃい
ST-310は連続した調理に強いとは言っても、ST-301やST-330のような分離型じゃないので、長時間連続して調理とかしていると構造上どうしても輻射熱の影響が出てくる。
五徳には直径19cmまでの鍋が使用できるんだけど、取扱説明書にも警告として、輻射熱の大きな調理器具(セラミック付き焼網・大きい鉄板)の使用は厳禁!と書かれているから注意してください。
【弱点2】五徳で火傷の危険
これは弱点1の輻射熱も関係があるんだけど、五徳部分と脚が一体になってるからどうしても素手で触れないぐらい熱くなっちゃいます。
熱くなることはわかっているから、使用後は冷めるまで触らなければ問題ないんだけど、使用中でもちょっと動かそうと
こうなる前に五徳の足の部分をシリコンチューブで保護しちゃえば、火傷対策にもなるし、滑り止めやクッション性があるからガタツキ防止にも効果があるよ。
【弱点3】風防が無い
ST-310はウインドマスターSOD-310・ストームブレイカーSOD-372・フュージョンST-330みたいにバーナーヘッドがすり鉢状じゃないから、風の影響を受けやすいのでウインドシールドの役目を果たす風防対策をしたい。
【弱点4】点火スイッチが押しにくい
ST-310の点火スイッチは火力調整をする器具栓つまみの下側に隠れるように付いているので、とても押しづらい状態です。
片手で点火スイッチを押すのはむつかしく、もう一方の手でCB缶などを押さえたりしながら点火しないと本体ごと動いちゃう
また2019年2月にはレギュレーターストーブST-310専用のカラーアシストセットST-3106が新富士バーナーさんから発売されました。
点火アシストレバーとアシストグリップがセットになって、色もオレンジ、ブルー、イエローの3色から選ぶことができます。
ST-310の改造は遮熱板から順に4ステップで完了!
ここではST-310を少しでも快適に使うために、遮熱板 シリコンチューブ 風防 点火スイッチの4つの改造をしてみたので、その方法を紹介していきます。
【改造1】遮熱板は100均グッズで自作できる?
遮熱板で輻射熱からCB缶を守れ!
ST-310は輻射熱で五徳の足の部分が手では触れないくらい熱くなったり、調理するスキレットや鍋の大きさによっては、CB缶も輻射熱の影響を大きく受けることになる。
ST-330みたいな分離型バーナーなら輻射熱の心配は少ないけど、ST-310のように本体に直接CB缶を取り付けるタイプのバーナーでは注意しないとね
ST-310にはCB缶の接続部分を輻射熱から保護するための遮熱板がついているんだけど、ちっちゃくて心細い…
そこで考えるのがST-310専用の遮熱板で良いのがないかなってこと
調べてみるとST-310専用の遮熱板として販売されている商品や、メルカリやオークションサイトでも自作された商品が出品されていました。
GONTAはメルカリで出品されてた自作の遮熱板を2種類購入してみました。
1つ目は遮熱板と風防がセットになった商品
最初に購入した遮熱板は、セリアで売られているこの排水口カバーを加工してるようなので、実際にセリアで購入して自作遮熱板に挑戦してみたけど…
合計4か所ドリルで穴をあけて、印をつけたところをカットして、ヤスリなどで仕上げればある程度の形はできると思うけど…ある問題が!
ドリルがあれば穴あけは大丈夫だけど、問題は印のところをいかに綺麗にカットできるか?これはルーターなどの道具が無いと無理じゃないかと思ったので、ここで作業ストップ!
それにこれだけ綺麗に加工するには道具も必要になってくるので、道具が揃っているなら挑戦してみてもいいけど、わざわざ道具を揃えるなら購入したほうが安くすんじゃう。
あとセットの風防はダイソーで売ってるクッキーの抜型だと思うけど、4か所にポッチのような加工がされていて、セットするとカッチと収まりガタツキもありませんでした。
セッティングはとても簡単で五徳に合わせて遮熱板をのせるだけ…それだけです。
画像のように見た目も良くて、最初に100均の排水口カバーからST-310の遮熱板を思いついた人スゴイと思った。
続いてメルカリで購入した遮熱板は機械加工されたステンレスで、厚さが1.5mmで重さが約131gあるのでとてもしっかりしています。
これはさすがにレーザー加工のような機械じゃないと作れないんじゃないかな?
【改造2】シリコンチューブで火傷の危険回避!
ST-310はゴトク全体がかなり熱くなることはわかっているから注意はしてるんだけど、うっかり脚の部分を触ったり、つかんでしまって火傷しちゃったってこともあるんじゃないかな?
五徳の脚にシリコンチューブを装着することで、やけど防止のほかにも滑り止めやガタつき防止にも効果ありです!
シリコンチューブの改造でよく見るのがAUTOMAX izumi製のシリコンチューブで、耐熱温度は-50度~200度、内径は4mmで外径が9mmのタイプ
耐久性はAUTOMAX izumi製がいいと思うし、外径が9mmと太いから表面への熱の伝わりは少ないと思う。
取り付けるシリコンチューブの長さは、Amazonのタイムセールのときにアシストセット付でST-310を購入したので、そのアシストグリップの長さを基準にしました。
アシストグリップの長さは90mmだったので
それより10mm長く100mmでカットして取り付けました。あまり長くして取り付けると輻射熱の影響でシリコンチューブが溶けることがあると思うので注意してください。
この時に押し込んでいく脚の部分にもアルコールジェルを塗ってやると、スムーズに押し込むことができました。
実際に装着してみると半透明なので色的にもあまり違和感もなくいい感じにできました。
取付けのとき画像のように使い捨ての医療用手袋などがあると、脚にアルコールジェルを塗ったり作業がしやすいです。
アルコールジェルなのでチューブから垂れてもベタつかないし拭いてあげればすぐに乾くし、チューブの中に残ったアルコールも時間がたてば蒸発しちゃうから問題なかったです。
ご家庭などで消毒用アルコールジェル使ってるなら試してみてください。
使用するシリコンチューブの太さ(内外径の大きさ)によってはアルコールジェルを使っての装着がむつかしいかもしれません。
【改造3】風防は100均のダイソーで購入できる!
風防対策は100均グッズで解決できる!
ST-310専用の風防としてST-3101も販売されているけど、まずは手軽に100均グッズで風防対策してみてはどうでしょうか?
風防に使うのはダイソーで販売されてるクッキーの抜型セットなんだけど、いろんなサイズの抜型があるので購入するときは注意してください。
かわいい抜型 5個組 (ハート・ダイヤ・スペード・クローバー・丸型)材質はステンレス
この中の丸型を風防として使うんだけど、ST-310のバーナーヘッドにシンデレラフィット!
バーナーヘッドへの取り付けは脚を畳んだ状態で、画像のようにステンレスの輪っかをセットして完了です。
とても簡単な改造方法だけど効果はかなりありますよ!
【改造4】点火スイッチの不満はアシストレバーst-3104で解消!
でも、この問題はSOTOから販売されているST-310専用の点火アシストレバーst-3104を取り付けることで簡単に解決できちゃいます。
取り付け方法はドライバー1本あれば簡単にできちゃう。
取付け前に画像のように器具栓つまみを外してください。アシストレバーのネジは全部外さなくても少し緩めれば取り付けることができます。
アシストレバーを取り付けるときの注意点は、画像のようにしっかりと奥まで差し込んでからネジを締めてください。
アシストレバーst-3104を取り付けたあとは、シリコンチューブがついて滑りにくくなったので、片手でも簡単に点火できるようになりました。
アシストレバーを取り付けたことで簡単に点火ができるようになるけど、やけどなどの危険があるので鍋やフライパンを一旦ゴトクから下ろして点火するようにしてください。
風があるときや気温が低いときに点火スイッチで着火しにくいときがあるけど、そんなときにはバーナー部分にライターなどで直接つけると火がつきやすいです。
まとめ
カセットボンベの取り扱いには注意していると思うけど、使用する鍋やスキレットによっては思ってる以上に輻射熱の影響が大きくなることがあるので、遮熱板の対策もオススメします。
点火アシストレバーは今までのst-3104だけじゃなく、新たにカラーアシストセットST-3106が販売されてオレンジ、ブルー、イエローの3色があるので、お好みに合わせて選ぶことができますよ!
各改造については自己責任でお願いします!