ホットサンドメーカーはホットサンドを作る調理器具で、ガスコンロや焚き火などで使える直火式と、電源を利用して手軽にホットサンドを楽しめる電気式があります。
直火で使えるOIGENのホットサンドクッカー
OIGENのホットサンドクッカーは、及源鋳造株式会社で作られている南部鉄器の直火式ホットサンドクッカーです。
本体に斜めの仕切りが入ったOIGENのホットサンドメーカーをご存知の方も多いのではないでしょうか、こちらはAMAZONや楽天などでも購入が可能です。
OIGENのオンラインショップで購入が可能です。
OIGEN FACTORY SHOP(オイゲン ファクトリーショップ)工場の直売店でも購入が可能です。
分離式で手入れが簡単
ホットサンドクッカーはプレートが上下2つに分離できるので、油ならしや使用後の洗浄などのお手入れも簡単に行うことができます。
分離できることでスキレットとして、目玉焼きなどホットサンドに挟む具材の調理もできるのでとても便利です。
ホットサンドクッカーは組み合わせた状態で、約110度まで開くのでパンや具材のセッティングが楽に行えます。
ホットサンドクッカーの使い方
ホットサンドメーカーやホットサンドクッカーの使い方については、各メーカーや使用されている材質によって大きく違ってくるので注意が必要です。
南部鉄器のシーズニング(油ならし)
購入後、初めてOIGENのホットサンドクッカーを使用する前には、油ならしの作業が必要ですが、スキレットのシーズニングと同じと思っていただければ大丈夫です。
油ならしやメンテナンスの方法については、ホットサンドクッカーに同梱されている鉄鍋のしおりに詳しく書かれていますので、ここでは簡単な流れを紹介させていただきます。
画像の可愛いタワシは天然素材の亀の子束子(パームチビッコP)で、OIGENのホームページでもオススメのお手入れ用たわしとして紹介されています。
まず、天然素材のタワシやブラシでホットサンドクッカー表面のほこりなどを水洗いして、キッチンペーパーで軽くたたいて拭き取ります。
弱~中火で火にかけ残りの水分をしっかり乾かしてから、火を弱め油を入れて葉野菜をいためてホットサンドクッカー全体に油がなじむように2~3分炒めます。
火を止め野菜を取り出しホットサンドクッカーを冷ましてから、軽く水洗いをして水分をふき取り、再び火にかけ水分が乾けば油ならしは完了です。
ホットサンドの食パンは何枚切り?
プレートからはみ出るサイズや、3枚以上挟むと破損の原因になります。
はじめてのホットサンドに挑戦!
使う食パンのサイズも分かったし、ここからはいよいよOIGENのホットサンドクッカーを使って初めてのホットサンドに挑戦したいと思います。
まずはじめにホットサンドクッカー本体のプレヒートを行います。
プレート全体が温まったら火を止めてバターを馴染ませます。
バターを塗ったプレートに食パン(6枚切り)と具材をセッティング、初めてなので簡単にハムにケチャップを塗ってとろけるチーズを挟んでみました。
ホットサンドクッカーでパンと具材を挟み込むときには、具材がはみ出さないように箸などを使って中に納まるよう押し込みながら上のプレートを閉じていきます。
途中で焼け具合を確認!パンの中心部分は焼けてるけどその周りが焼けてない…このままだと真ん中だけが焦げちゃうのでココでホットサンドを救出!
パンの真ん中が焦げた原因?
はじめはSOTOのレギュレーターストーブST-310を使うつもりでしたが、あまりにも炎が一点に集中してしまうと思ったので、もう少しヘッドの大きなBULINのガスバーナーを使ってみました。
そこで画像中央の少し大きなヘッドのキャプテンスタッグのガスバーナーM-7901を使って再度ホットサンドを作ることに!
使用したBULINのガスバーナーや、SOTOのレギュレーターストーブST-310でも火加減やホットサンドクッカーとの距離を調整することで綺麗に焼ける可能性はあります。
耳までカリッと焼けて大成功!
これにとろけるチーズをのせて…ちょっと具材が多すぎるかな?
パンは最初と同じく6枚切り、具材が多くなったので厚みがかなりあったけど…
プレートも思ったより楽に閉まってくれました。
弱火でひっくり返しながらホットサンドの焼け具合を確認、はじめと違って中心だけじゃなく全体に焼き色がついてきました。
最終的にこんな感じで耳までカリっと焼けました!もう少し焼いても良さそうだけど今回はココで火を止めて完成です。
OIGENのホットサンドクッカーはパンの耳を挟む部分が、淵までしっかり圧着される構造になっているので、耳までカリっと焼けてカットした時に中の具材がこぼれにくくなります。
ホットサンドクッカーでガスバーナーを使う注意点!
使用するシングルバーナーの大きさや五徳などの形状にもよりますが、ホットサンドメーカーやホットサンドクッカーを、直接ガスバーナー(シングルバーナー)などに載せて使用すると安定が悪く非常に危険だと思いました。
この問題はシングルバーナーの五徳として使えるクッカースタンドやグリルスタンドに、ホットサンドクッカーを載せることで安定して使うことができました。
このクッカースタンドは小さいけど、鋳物でできたホットサンドクッカーを載せても安定して使うことができて、キャンプやアウトドアなどコンパクトに持ち運べるので一つ持っていると便利だと思います。
またキャプテンスタッグのガスバーナーM-7901のようにOD缶を直接本体に接続するタイプのガスバーナーでは、高さが先ほどのクッカースタンドに収まらないことがあります。
そのような場合は、画像のように一回り大きなクッカースタンドを使うことが安全でオススメです。
このクッカースタンドは高さ調整が可能で耐荷重は40kg、10インチのダッチオーブンも使えるので、鋳物のホットサンドクッカーでも全く問題ありません。
上の画像はキャプテンスタッグのガスバーナーに250のOD缶を接続、クッカースタンドの高さを最大にして使用しています。
また、これは自己責任での使用になりますがガスアダプターを使えば、小さいクッカースタンドでも使用することが可能で、上の画像はガスアダプターの脚をたたんだ状態で使用しています。
全ての脚を伸ばすとこんな感じになりますが、ココで使用しているKOVICAのフォールディングガスアダプターは在庫切れなど現在販売している店舗が少ないようです。
まとめ
キャンプやアウトドアでホットサンドを楽しみたい場合には、直火式のホットサンドクッカーとガスバーナーがあれば、炭などを熾さなくてもホットサンドを作ることができます。
IHコンロの場合にはIH対応のホットサンドクッカーを使って、気軽にホットサンドを楽しむことができますよ!